【歴史ゲームの話】女性だって、コーエーのノブヤボをプレイするんです

 

こんにちは。アスター@august_spica)です

 

近ごろは「歴女」ブームですね

 

大河ドラマやアクションゲームでカッコいい武将を見て

ファンになる女の子が多いんです

 

最初はビジュアルで惹かれたのが

史実を調べるうちに本当にほれ込んだという話をよく聞きます

 

実は私も歴史ゲームが大好物です!

 

でも「ストラテジー」という

領国経営で天下を取るというスタイルがお気に入りなんですよ

 

「何それ?」と思った方も

信長の野望」とか「三国志」と聞くと

ピンと来るのではないでしょうか

 

とくに弱小勢力でクリアするのがたまんないんですが

今日はプレイするキッカケになったことを書きたいと思います

 

 

思うようにならない現実

 

私は半世紀ほど生きているしがない主婦ですが

その人生は不運の連続といっても過言ではありません

 

学生時代はいじめに遭い、結婚してからは家族関係と経済のことで苦しみ

本当に自分の存在価値すら疑いかねないような状況でした

 

しかし人間には必ず夢中になれる存在があって

それが心の拠り所となることもあるんです

 

コーエーの歴史ゲームに救われた」などというと

「何を馬鹿な・・・」と笑い出す人や、顔をしかめる人もいるでしょうね

 

アキバで初めてPCを買う

 

話はいまから29年ほど前にさかのぼります

 

当時の私は重度の発達障害を持った長男の子育て中でしたが

まだ22歳という若さだったため、青春を謳歌したいという気持ちがありました

 

友達や仲の良かった従姉妹は、いろんな遊びを楽しんでいましたからね

 

私は結婚の理想と現実の違いに失望し

「いっそのこと離婚しよう」と考えたほどです

 

夫には何度も怒られましたが、私に対する愛情がなかったわけではないので

気分転換に東京へ行こうと誘ってくれました

 

二人で行った所は秋葉原でした

 

現在は「おたく文化」の聖地ですが、その頃は賑やかな電気街だったんですよ

世間を良く知らない私にとって、そこは異世界のような通りでした

 

いろいろな商品を眺めていた私は、ちょっと変わったPCを見つけたんです

それはNECの88シリーズで、CDドライブを搭載していたものでした

 

PC-8801シリーズ資料館|BEEP

 

いまでこそCDドライブは当たり前ですが

当時は5インチフロッピーなどでデータをやり取りしていたんです

 

ずいぶん画期的なスペックだと感動しましたよ。

 

私が気に入ったそのパソコンは

PCエンジンのゲームができるモニターとセットで約22万円でした

「高い!」と思ったんですが、夫はあっさりと買ってくれました

 

当時の彼は仕事がわりと安定していたので

大盤振る舞いをしてくれたんですよ

 

でも22万円のPC-88は

50万円もするPC-98よりは格段に安かったんですけどね

 

そして運命の出会いが!

 

パソコンというのは、どんなに高くてもソフトがなければただの箱です

 

どのソフトを選べばいいのか悩んでいると

店員が「面白いですよ」と言って、1本のソフトをすすめてきました

 

コーエーシリ-ズ 信長の野望 戦国群雄伝

コーエーシリ-ズ 信長の野望 戦国群雄伝

 

 

それが信長の野望戦国群雄伝だったんですよ

 

(リンクは初版のオリジナルではなくリメイク版です)

 

私が中学生だった頃、インベーダーゲームが各地で流行って

社会現象になったことがありました

 

あれは動きのあるシューティングゲームだったので

信長の野望戦国群雄伝もそういう類のものだと思っていました

 

ところが蓋を開けてみると、プレイヤーが大名のひとりとなって領国を豊かにし

合戦を繰り返して天下を狙うという内容でした

 

学生時代の歴史の成績はそこそこ良かったものの

興味はほとんどなかったので

はじめは信長の野望を積極的にプレイすることはありませんでした

 

何故なら『歴史が題材のゲームは勉強みたいで面白くない』と

思い込んでいたからです

 

私は信長の野望

史実で起こった事柄(本能寺の変など)を

なぞるだけのゲームだと思っていたので

最初は無難に織田や徳川でプレイしていました

 

 ところが・・・

 

傍で見ていた夫が「それじゃ、つまらないんじゃない?」と言ったんですよ

「なんで?」と私が聞き返すと、歴史に詳しい彼はこう答えたのでした

 

【これゲームなんだから

実際の歴史どおりにやらなくてもいいんだよ

上杉謙信とか武田信玄でやってみれば?】

 

まさに目から鱗のひとことでしたね

 

ゲームで歴史を変えられるなんて、まるでSFみたいじゃないですか!

 

それからというものの

私はすっかり信長の野望の虜となってしまい

ゲームというパラレルワールドの世界で

史実とはまったく違う歴史をいくつも作りました

 

自分の分身となる新武将(オリキャラ)が作成できるようになってからは

寝食を忘れて熱中することもしばしばで

夫や娘に呆れられてしまったこともあります

 

本当の目的は代償満足

 

私はかつて自分をいじめていたクラスメイトに

「いつか必ず偉くなって見返してやるから」と言ったことがありました

 

理不尽な理由でさんざんいじめられたので

本当に悔しくてたまらなかったんですよ

 

それに周囲の大人たちが政治の話ばかりしている環境に育ったため

自然と権力というものに興味を持つようになっていたんですね

 

だけど現実では「政治家になりたい」という意思があっても

その夢が叶うことはほとんどありません

 

選挙に立候補する際には供託金が必要ですし

その他いろんなところで経費がかかります

 

残念なことにわが国では

お金のない人は政治の世界に飛び込めないのが実情です

 

だから「偉くなっていじめっ子を見返す」というのは夢のまた夢でした

 

信長の野望はそんなことを考えていた私にとって

まさに渡りに船のゲームだったんです

 

自分だけの歴史を思うように創り出せるというのは

不運な星の下に生まれた私にとって、なんともいえない快感でした

 

これって、心理学でいうところの『代償満足』なんですね

 

現実では絶対にできないことを

歴史ゲームという虚構の世界でやっているんですから

 

もちろん戦いに勝つというカタルシスもありますが

「架空の歴史」の主人公になりきって活躍すると

嫌なことはみんな消し飛んでしまいます

 

主婦なのにストラテジーおたく

 

信長の野望の第1作が出たのは、昭和58(1983)年ですが

ユーザーの希望に答えて、年々多様な進化をしてきました

 

近年のシリーズでは武将に詳細な性格付けがされましたし

自由にテキストを打ち込んでイベントが作れる作品もあるので

ますますやり込み要素が強まりました

 

この話を友達にすると「主婦なのに珍しいね」と必ず言われます

 

彼女たちは信長の野望よりも

同じコーエーさんから出ている下天の華のような

わかりやすい乙女ゲーが好きなのです

 

www.gamecity.ne.jp

 

確かにこれは女性が好みそうな作品ですが

私は甘い恋愛よりも政治や戦いの駆け引きのほうに

ドキドキやワクワクを感じるんですよね

 

どうやら、根っからの「ストラテジーおたく」みたいです

 

dic.nicovideo.jp

 

dic.nicovideo.jp

 

しかし「歴史シミュレーションゲームは女人禁制です」という法律もなく

むしろ男性ユーザーが好む作品を女性がプレイするというのは

コーエーさんにとっても喜ばしいことではないでしょうか

 

いったい何歳になるまで、信長の野望を溺愛するかはわかりませんが

コーエーさんとの長いお付き合いはまだまだ続きそうです

 

ちなみに、私のイチオシは第10作の「蒼天録」です

この作品の魅力については、いつかまたお話します

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございます
ではまた、次の記事でお会いいたしましょう